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旅路の終わり 終わらない旅
沙村広明先生の無限の住人 その完結巻が発売されました。
終わりを描く中で、何一つ終わっていない無限に生きる人。

込められたひとつひとつの隠喩を理解するのも
それどころか「言葉にされていない」だけで
明らかに明示されていることも、まだほとんど頭の中で処理できていない
それどころか今後もきっと読み返すたびに
「ああ、そういうことか」と悔しい思いに駆られる
きっとそんな感じなんでしょうが、
それでも今の感想を整理すること、残すことはなんとしても
というわけで完結に寄せた感想です。

ネタバレもしますので、どうか。



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2013/02/22(Fri) | 完結によせて | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
フジヤマモノガタリ
とよ田みのる先生をご存知でしょうか。

ラブロマFLIP-FLAPという漫画をご存知でしょうか。
友達100人できるかな、という漫画をご存知でしょうか。


主人公は三十代の教師です。
ある日、地球に宇宙人が現れます。
主人公の前に現れた宇宙人は言います。
小学校時代をやり直して、友達100人つくりなさい。

じゃなきゃ地球滅亡です。


つよくてコンテニューしたら、
全自動で難易度がアルティメィタムになってました、みたいな感じ。

懐古主義やノスタルジーは好きじゃないけど、
そういう物語にある優しさは間違いなく絶品で。

あの日あの時を思い馳せることはよくあることで。


そんな漫画が先日、最終巻で完結したわけですね。全五巻。


しかし人生やり直せって舞台が整った時に、怠惰に走らず、
マジに良くやり直せる人はどんなけおりはるんどすかなぁ。

完結して振り返り
全てを手放しで絶賛するかといえばそうではなくて
たとえば体罰先生を肯定した話(恣意的なあらすじ)なんか、かなり嫌いな話で。
てかわりとそういう子供たちのことを思って殴るような
そんな先生をおれが知らないってのもあるんですけどね。
まーあ俺の周りにいた殴る叩く先生に抱く感情なんか
よくも友達を殴りやがったなぐらいの思い出しか無いわけで
ていうか話通じないわで暴力振るうわな大人が嫌いっつーか
いつまで経ってもオレが子供のままとか、まあそういう話は今はいいや。
大事な話なんですけどね。

まあそれはともかく。

結構話それぞれが違ったコンセプトなんで
相性のいい話や悪い話がはっきり出る物語だったと思います。

だから、良い話はすげー合う。マジにしっくりくる。
こんな大好きな展開があっていいのかってぐらいに贅沢に混在してる。


それはまるで友達をえり好みするように。


すっげー面白い漫画でした。大好きです。



んで、結局こういう話の感想とか書くときはいつだって
野暮は抜き、に落ち着いちゃうわけなんですけど。

まあでも今回は野暮でも野暮を言いますね。


ちくしょう。
同窓会の話は見たかった!!!




・・・えっと、打ち切り?
2011/04/25(Mon) | 完結によせて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
The Last Run.
ついにこの時が来た、というわけで。
そういうわけでSBR完結です。

一巡した世界で繰り広げられる
オールスターキャストな物語とみせかけて
実のところ、それをとことん利用して描かれた
本当に裏かかれまくりの全篇、極めるほどに至高

ジョジョの奇妙な冒険より第七部
STEEL BALL RUN


最終話を読了いたしました。
最後まで目が離せないとはこのことで
ここまで毎話振り回された漫画は無い気がします。

特にクライマックスの数年間は熱すぎでした。
これまで展開が読めた試しが無いのに、
じわじわと状況を「理解」させられていく感じ
「存在感」という「プレッシャー」に追い詰められていく
詰められていく状況。熱いなんてものではありませんでした。

ジョジョだから褒めるわけではありません
むしろ全てのジョジョを踏まえて言います。

一番面白かった。


いや、過去のジョジョも大好きなんですよ、特別なんですよ。
でもほんとにSBR大好きなんですよ!
リンゴォで既にテンションははち切れていたのに
サンドマンでブッチギッテ、もうそこからはアガりっぱなし。
大統領との一連なんか、随時脳汁垂れ流し
Dioなんかもう漏らしまくりでした。

いや、マジに何だろう、最上級の言葉を探す旅に出たくなります。


よくある七つの大罪的な欲望を満たす感じの漫画とかとはワケが違う
美学!即ち究極の娯楽!すっげー面白い!


これはもう手放しで絶賛するなんて甘っちょろいもんじゃありません。
オレが読みたかった物語が見つかりました。と。

それは本当に凄いことで
しかもそれがジョジョなんです

それはつまり。

まだ自分が気づいていない
第六部の結末の意味を理解した時のように
違う目線での楽しみ方が用意されていて
それってどんだけ贅沢な話なんだってことを保証してくれてるわけで。


SBRは絵に凄まじいものがあって
旅を切り取った絵画そのもの、漂う哀愁
見ているだけで時が奪われる
そういう素晴らしい「引いた絵」が沢山あったのも印象的でした。

そして物語はまた繋がっている。


ジョジョの奇妙な冒険
第8部 ジョジョリオン


今月号が楽しみすぎて大変だったのに
また来月号も楽しみすぎて大変じゃあねーか!!

そして最後にマウンテン・ティム
君は最後までおもしろすぎだ。


そんな感じで、間違いなくジョジョ!
大好きすぎる!!
2011/04/19(Tue) | 完結によせて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
魂の自由は自分だけが知っている
むしろちょっとリアルな現実の思い込みとして。


例えばすげぇ仲のよいグループがあって。
すげぇ息があっていて、少なくとも互いが
割と素をさらけ出すことができていて。

そんなグループがドロドロしだした時に。

例えばメインの2人が幸せになれたとしても、
報われなかった人は幸せになれないんだって。
2人が幸せになることが、
わりとマジにグループの別れを意味しているって
そう思ってたんですよ。

だから、早い話がフラれるための存在とか、
ツラすぎんじゃねーかって思ってきたわけなんですよ。

そうでなくても、ずっと一緒にいられるグループなんてあるはずがなくて。
絶対に節目節目に別れの起点はやってきて。
離れていても繋がっている絆とかがあるとしても、
やっぱりそれは離れているんだって。


そういうのが、仕方ないと理解できるだけに
とても苦手だったんですね。


それぞれに目指す道があって、それぞれが
そこを見据えた時には始まっている別れの起点で。
それをつまり、終わりなんだと考えてきたわけなんです。

でも違うんだなあ、と。
たとえ前提条件に沢山のギフトが求められるとしても、
そういうのとは全く違う結末はあるんだな、と。
たとえ現実には不可能に近くても、選べる現実だってあるんだな、と。
延長したっていいんだな、と。

絶対に終わってしまうと決めてかかっていた、そんな関係が。
離れ離れになっても仕方ないと言い訳したくなる、そんな節目があって。
それでも確かにある繋がりに慰みを覚えて言い訳して。

そうじゃない。


繋がりは維持していいんだと。
妥協みたいな納得をしない道は確かにあるんだと。
そういう結末だったのが凄い嬉しかったです。



桜蘭高校ホスト部



彼らがそれぞれの道を歩んだときに
全員が成功する未来なんかわかりきっていて。
いつか彼らは離ればなれに大人になることもはっきりしていて。

だからこそそういう終わりにならなかったということ。

彼らはまだまだ成長していくんだって、
共にいて大人になっていくんだって。
そういうすげえ優しさがある結末でした。


ハーレムものなのに、全員がすげぇ応援したくなるやつらで
全員が、それぞれの関係を維持して、絆を大切にしていて。
フラれた光でさえも、笑顔で関わりを保つことができていて。

何にも終わったりしてなくて。



ああ、凄く優しい物語だなぁと。
ありがとうございました。大好きなまんがです。

ホスト部が大好きなのでホストになろうと思います。



うん。

まずは高級花瓶を割って借金を背負うところから!


2011/04/05(Tue) | 完結によせて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
鳥は飛び方を忘れない
エンターテイメントには色々な楽しみ方があって。
それこそ軽い気持ちで楽しめるモノから、
こっちまで心をえぐられるタイプのモノまで。

そんな中で、心に届いたと思えるエンターテイメントは
果たして人生単位でもどれほどあるのでしょうかと。

それは名言にしがみ付いてしたり顔をする下種な行為とも別ベクトルで。
本当の意味で、心をどこか整理して“しっくりさせてくれる”ような。

そんな、心に届いた言葉や絵が詰め込まれたエンターテイメントが。
どれほど愛でたとしも、愛で足りないようなエンターテイメントが。

そういうのに出会えたら、それは本当に贅沢な贅沢だと思うわけで。


先日、ついてにBAMBOO BLADEの最終14巻が発売となりました。
スクエニがあまりに正しすぎる売り出し方をしてしまったせいで(=セルアウト)
見事に誤解された感じのマーケティングがされてしまった漫画ではありますが。
そういう意味で、ホントにスクエニふざけんなよなー、というか
こんなに熱い物語をああいう安売りしかできなくて
むしろ、もったいないと思わないのかしら!
みたいにはずっと感じていたわけですが。

まぁその辺にも折り合いをつける努力もして、
今はただ作品に対する感謝の気持ちで一杯です。


こんなに激アツな物語を追いかけることができて、本当に良かったです。
まさに極上なエンターテイメントを賛美しようという意味で。

少しだけ、バンブーブレードの話をしようと思います。
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2010/11/28(Sun) | 完結によせて | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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