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十五夜夏月様2014 まえがき
そういうわけで今年は結局「十五夜夏月様2013」の更新が無理そうです。
てか引っ越したりするので、ネット環境自体が怪しくなりそうです。たいへーん。

ならば逆手に取ってと、ちょっと変なことをやります。
小説とか買ったら、後書きとあるじゃないですか。
それの逆、小説書く前にコンセプトとか書いちゃう「前書き」ということで。
自分が「十五夜夏月様」という小説で何を書きたいのかというお話。



まえがき2013 十五夜夏月様



そもそも、このブログで描くオリジナル小説にはルールがあって
それは「物語を書かない」という言葉に収縮されるわけなんですが
それはつまり主人公がいてライバルがいてみたいな舞台を整えないってこと。
予告編なんか基本ネタに走っていて、言ってしまえばフリースタイル。
キャラも展開もセリフも思いつくままに描いて、
とりあえずと積み重ねた世界で何ができる?みたいな感じ。
初めから「コレを描く!」ってのは決めないようにしているんですね。
それはテーマとかじゃなくて伏線とか展開とかそういう話で。

七夕牡丹餅2012なんかもそのルールに従っていて、
オチなんか何も考えずに、だだーっと書いた代物です。
ただ、願いは込めた。それだけは外せない、もうひとつのルールでした。

七夕牡丹餅2012は、死ぬ気のない女性が自殺ごっこという茶番の中で
ちょっとだけ顔を上げる気分転換をする、そんな話です。
作中の織姫も最終的に顔をあげてもらえましたが、
書き始めはそんなことこっちも知りませんでした。

そんなわけで延期になった「十五夜夏月様2013」。
なんとなく最初に書いた十五夜夏月様2011が
ホラー・サスペンス調になったので、「感じ悪い話になるかなぁ」と思い
とりあえず同情に値しない奴を書こうと思って生まれたのが「懐」という男です。
彼は本当に気持ち悪い。
自己投影とかそういう次元じゃなくてもう生理的に気持ち悪い
たぶんおれが思う「死んだらいいのに」ってタイプを
無意識と意識ダブルで動員して殴り書かれた存在だと思います。

そんな彼で、何ができるのかな、と思った時、どうしても書きたい話がよきりました。
それはつまり、ガチで死ぬ気満々の人間を赤の他人に止められるのか、ってこと。

そこに物語はありません。ドラマなど必要ありません。
ただ、赤の他人が赤の他人のまま、赤の他人の自殺を止める。
そんなありえない、だけどありえなくてはいけない世界の話。

ここ数年、相当暗いところまで死というものと向きあったりしたりしてまして
どうしようもない後悔が進行形で続いてるものもあったりするんですけど
その中の一番でかい後悔はブツかる気力が振り絞れなかったってことがあります。
詳しい言及は逃げますが、とにかく、ブツからなかったら、ってことがあったんです。

だから、せめてブツかる話が書きたい。

正直、おれは「懐」というキャラクターについて
「死んでもいい」存在として、殺す気で描いています。
そういう気持ち悪さを描くためのダッチワイフとしての立場に、彼はいるのです。
だから、本当に「これは流石のキモ男でも生きようとしてみるわ」っていう流れを
止め手である織姫が生み出せない限り、奴は自殺します。絶対に殺します。

それでも願いレベルの話でいえば、
そんなキモい男でも救われるような世界であってほしい。
そう痛切に願うからこそ、絶対に殺すということ。
そういう向き合い方で、十五夜夏月様は描きたい。
ちょっと真剣に向き合って、できることならノンストップで
生まれた流れを「ボツ」にして書き直したりしない
取り返しのつかない事態に取り返しをつけない
だけど取り返しをつけたい、そんな世界を描きたい。

そんな感じなのです。
今殴り欠いても殺すだけになる。
だから。更新延期、なんですね。


正直なところ、賽を振る時は訪れ人生の岐路に佇む
今がそんな状態にありまして、結構色々な変化がこれから待っています。
このブログも、閉鎖というか移転してゼロから始めようと考えています。

それでもこの楼閣でその前にやり残したことがあるのなら
それこそがきっと小説「十五夜夏月様」。
その精神は「まだだ、まだ終わらんよ」

終わりが見えているところから、何を残すか。
そんな所信表明を今、今日という十五夜の日に、お約束したいと思いますわけです。



十五夜夏月様2014 
2014年9月8日更新予定



こんな寂れた場所で、あえて言います。
どうかご期待ください。
月が綺麗ですね。
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2013/09/19(Thu) | 小説・十五夜夏月様 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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